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「今日これ、おいしかった」も、立派な近況。
家族に連絡したいけれど、報告するような出来事がない。そんな日は、今日のごはんの写真一枚から始めてもよさそうです。「うまく焼けた」「久しぶりに食べた」。話の種は、そのくらい小さくても。
研究でわかったこと
Gableらの2004年の論文は、良い出来事を人に伝えることを4つの研究で調べました。共有することは、その出来事自体の影響を考慮しても、ポジティブな感情や幸福感と関連していました。また、相手が関心を示し、一緒に喜んでくれるような反応は、関係の良好さとも関連していました。[1]
今日、試せること
少しうれしかった場面を一つ送ってみる。届いた側なら、「いいね」に「どんな味だった?」を足してみる。ここでのごはんの例は、研究を日常に置き換えた私たちの提案です。
[1] Gable, Reis, Impett & Asher (2004). What Do You Do When Things Go Right? Journal of Personality and Social Psychology, 87(2), 228–245.
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「元気?」の次に、もう一つだけ。
「元気?」「うん、元気」。そこで会話が終わること、ありませんか。新しい話題を探す前に、相手の返事から一つ聞いてみる。「パスタ食べた」なら、「何のソースにした?」。レシピが気になったら、そのまま「作り方教えて」。
研究でわかったこと
Huangらの2017年の研究では、初対面の人同士のオンライン会話で、質問を多くするよう指示された人は、相手から好意的に評価されました。とくに相手の話を受けた追加質問が、話を聞いてくれているという受け止め方につながると報告しています。[2]
質問の数より、返事を読む
「何を食べた? どこで? 誰と?」と続けるより、一つ聞いて待つ。相手が教えてくれたことに、自分の思い出や感想も返す。家族で試すなら、そんな気楽な往復にしたいと思います。
[2] Huang et al. (2017). It Doesn’t Hurt to Ask: Question-Asking Increases Liking. Journal of Personality and Social Psychology, 113(3), 430–452. 再分析:Question Asking as a Dyadic Behavior.
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たまには、文字より声で。
しばらく話していない相手に電話するのは、少し勇気がいるもの。「何を話そう」「気まずかったらどうしよう」。でも、実際の会話は予想より心地よいかもしれません。
研究でわかったこと
KumarとEpleyの研究は、旧友と電話かメールで再び話す実験と、初対面の相手と音声・映像・文字で話す実験を行いました。声を含むやり取りでは、文字だけの場合より強いつながりが報告され、気まずさは増えませんでした。人は、その良さを事前には十分に見込んでいない場合がありました。[3]
都合が合う日に、小さなきっかけを
「この前の料理の話、今度聞かせて」。普段送っている写真が、次の電話の話題になるかもしれません。時間が合わない日は写真やメッセージを残し、話せる日に声で続きを。これは研究を踏まえた私たちの使い分けの提案です。
[3] Kumar & Epley (2021、オンライン先行公開2020). It’s Surprisingly Nice to Hear You. Journal of Experimental Psychology: General, 150(3), 595–607.
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